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「視力がかなり悪いんだけど、コンタクトレンズって最大でいくつまで度数があるの?」と疑問に感じたことはありませんか。 特に高度数が必要な方にとって、どれくらいの範囲までレンズが用意されているのかは、気になるところですよね。
実は、コンタクトレンズの度数は、主に厚みの関係で限界があります。 この記事では、コンタクトレンズの度数の最大値や、度数が強いレンズを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。
コンタクトレンズ、特に近年主流となっている使い捨てソフトコンタクトレンズの度数は、通常「-0.25」から始まり、一般的には「-12.00」程度までのものが市販されています。
近視の度数は「D(ディオプター)」という単位で表され、数値が大きくなるほど、より強い近視を矯正できるレンズです。
中にはそれ以上の度数をラインナップする製品もありますが、多くは特注扱いとなります。 これは、コンタクトレンズは度数が強くなるほど特別な設計が必要となるためで、取り扱っているメーカーやブランドも限られます。
コンタクトレンズの度数に限界があるのは、物理的な制約があるからです。詳しく見ていきましょう。
コンタクトレンズの度数は、レンズの厚みで決まります。 近視用のコンタクトレンズは凹レンズですので、度数が強くなるほどレンズの中央部分が薄く、周辺部分が厚く作られるからです。
特に高い度数を持つレンズの場合、レンズの端が厚くなりすぎると、目への酸素供給が不足したり、装用感が悪くなったりすることがあります。また、レンズが厚すぎると目にフィットしづらくなり、最悪の場合、外れてしまう恐れも。
これらの理由から、コンタクトレンズの厚みには限界があり、それに伴って度数にも限界があるのです。
度数に限界があるものの、強い近視で高度数のレンズが必要な場合でも、メガネよりコンタクトレンズの使用をおすすめします。 メガネと比べてコンタクトレンズの方が、より自然な視野でモノを見ることができるからです。
メガネは強い近視も矯正できますが、目から離れてレンズがあるため視野が狭く、高度数になると左右の視界にゆがみが出てしまいます。 レンズが厚いメガネは重量も増えるため、スポーツなどの激しい動きでズレたり外れたりする点もデメリットです。
強度近視の方は、ぜひコンタクトレンズから試してみましょう。
コンタクトレンズの度数は、パッケージや処方箋によって確認できます。自分に合う度数のレンズを使うには、眼科で視力を測定してもらいましょう。
コンタクトレンズの度数は、レンズのパッケージや眼科で処方された処方箋に記載されています。 パッケージや処方箋には、度数が「PWR(パワー)」や「D(ディオプター)」といった表記で書かれており、こちらをチェックすることで自分の度数が分かります。
新しいレンズを購入する際には、必ずこれらの記載をしっかりと確認してから、自分に合った度数のレンズを選びましょう。 なお、レンズには度数以外にもBC(ベースカーブ)やDIA(レンズ直径)といった要素もありますので、合わせてチェックしてください。
正確なコンタクトレンズの度数を知るためには、眼科での視力測定が必要です。 自分の判断で適当に度数を選択すると、思わぬ目のトラブルを引き起こす可能性があります。
眼科では視力だけでなく、ベースカーブの測定や目の健康状態もチェックするため、確実に自分に合ったレンズを処方してもらえます。 特に度数が強い場合は、自分で判断するのではなく、眼科医の指示に基づいて選びましょう。
また、度数や目の状態は日々変化していくため、コンタクトレンズを使い始めてからも定期的な眼科の受診をおすすめします。
度数が強すぎるレンズを使うと、視界不良や体調不良を招きます。そのため、自分に合った度数のコンタクトレンズを選ぶことが大切です。
度数が強すぎるコンタクトレンズを装着すると、視界がぼやけて、見え方も不自然になります。 これは、目に合っていないレンズによって、目が無理にピントを合わせようとするからです。
特に、近視用のレンズで度数が合わない場合、見え方に違和感が出たり、モノが二重に見えたりします。 これらの状態が長時間続くと、目の疲れやストレスを引き起こしやすくなるため、度数が強すぎるレンズを無理に使うのは止めましょう。
度数が合っていないコンタクトレンズを使い続けると、頭痛や目の疲れ、肩こりなど、体全体にまで大きな影響を及ぼすことがあります。 目に余計な負担がかかることで、体が無意識でそれに合わせようとして、結果的に体調不良を引き起こしてしまうのです。
実際に、高度数のレンズを使用している方の中には、ほんの少しの度数のズレで体調不良となってしまうケースも。 クリアな視界で毎日を快適に過ごすためにも、自分に合った度数のレンズを使いましょう。
今回は、コンタクトレンズの度数の最大値や、度数が強すぎるレンズを使用する際の注意点について解説しました。
コンタクトレンズの度数には厚さによって物理的な限界があり、ほとんどのメーカーでは最大「-12.00」程度までをラインナップしています。 一方で、高度数の方でも、視野が広くズレにくいコンタクトレンズがおすすめです。
自分に合った度数のレンズを選ぶには、眼科で視力をチェックし、処方箋に基づいてレンズを選ぶことが大切です。レンズを正しく選んで、快適にお過ごしください!