上手なカラコンの外し方！スッと取れない4つの理由と対処法

１．正しいカラコンの外し方

カラコンの正しい外し方を知っておくことは目の健康にとって、とても重要です。間違った方法で行うと目に傷がついたり炎症を引き起こしたりする可能性があります。ここでは、正しいカラコンの外し方をみてみましょう。

準備を整える

汚れた手でレンズを外すと目に細菌が入るかもしれません。手をよく洗って、清潔なペーパータオルなどで水分をふき取りましょう。

カラコンを外す

• ①利き手の中指で下まぶたを引き下げ、もう片方の手の中指で上まぶたを引き上げるようにして、目を広げる。
• ②目を広げたまま、利き手の人差し指で、レンズを黒目部分から下の白目に少しずらす。
• ③白目部分にずれたレンズを、利き手の人差し指と親指の腹をV字にするような形にして、優しくつまんで外す。

外れない場合も無理をせず、落ち着いて目を傷つけないようにゆっくりと行うことが大切です。

目の状態を確認する

カラコンを取り外したら目の状態を確認します。鏡を見ながら充血していないか、痛みや違和感がないかをチェックします。目に異常があるようなら、早めに眼科を受診しましょう。

２．カラコンが外れない時はどうする？

正しい外し方をしてもカラコンが上手くとれないこともあります。そんな時はどうすればいいのでしょうか？ここでは、カラコンが外れない時の対処法についてご紹介します。

ケース①カラコンが目に張り付いている

目に張り付いたカラコンを無理やり取ろうとすると、不快感や痛み、角膜の傷の原因になる場合があります。張り付いたカラコンを外すには目を潤すことが重要です。「目薬をさして数回まばたき」をカラコンが動くまで繰り返してみましょう。

ケース②すべって上手くつかめない

カラコンがすべって上手くつかめないという場合は、手が濡れている、爪を立てている、レンズを黒目からずらしていないケースが多いようです。レンズをつまむ指をタオルやティッシュなどでしっかりと乾燥させ、カラコンを黒目から白目にずらしてから指の腹でつまむように外してみて下さい。

ケース③カラコンが見当たらない

「目の中でカラコンが見当たらない」という場合は、見えない位置にズレたレンズを正常な位置に戻してあげる必要があります。目の構造上、眼球の後ろに入り込んで取れなくなることはないので安心してください。

目を上下左右に動かしてレンズがどこにあるかを確認し、まぶたの上からレンズを軽く抑えて黒目がレンズの方を向くように動かし、目をゆっくりと開くと元の位置にもどってきます。

ケース④爪が長くて取れない

カラコンは爪が長いとつまみにくく外しにくいもの。まずは、爪が長いと目に雑菌が入りやすいので、念入りに手を洗います。そして爪が目に入らないように、親指と人差し指の側面からレンズをつまめば比較的外しやすいでしょう。

爪が長すぎて指の腹でも外しにくいという場合は、両手の人差し指をまげて第2関節部分で挟むように外す方法もあります。

３．カラコンを外しやすくする対策

ここでは、カラコンを外しやすくするための対策を3つ紹介します。まばたき、目薬、低含水レンズで乾燥を防ぐのが基本です。

意識的にまばたきをする

意識的にまばたきをすることでカラコンを外しやすくできます。まばたきをすると目の表面に涙液がまわり、目が潤います。目の乾燥を感じたら2,3回ゆっくりとまばたきをしましょう。目薬をさした後にするとさらに効果的です。

定期的に目薬をさす

カラコンは水分がなくなると目に張り付いて外れにくくなるため、定期的に目薬をさして潤いを与えることが大切。ただし、カラコン装着中はコンタクト対応の目薬を使いましょう。普通の目薬の成分はコンタクトに適さないものが含まれている場合があるので、トラブルの原因になる場合があります。

乾燥しにくいカラコンを選ぶ

瞳が乾燥しにくい低含水レンズのカラコンを選ぶのもおすすめです。高含水より目とカラコンとの間の水分を保つことができるので、長時間使用しても潤いが維持しやすいため張り付き対策になり、目の負担も軽減できます。

４．どうしてもカラコンが外れなかったら…

外れないカラコンを無理に外そうとすると、目に深刻なダメージを与えてしまうことがあります。今回ご紹介した方法を試してみてもカラコンが外れない場合は、眼科を受診しましょう。

カラコンがいつも外しにくいようなら、極度のドライアイや眼病、カラコンが目に合っていないことが原因かもしれません。そういったケースも眼科で相談すると対策を教えてくれるはずです。目の健康を第一に考えて、楽しいカラコンライフを送りましょう。

５．まとめ

カラコンを外すときは、手を清潔に洗い、レンズを白目にずらして、指の腹でレンズをつまむようにします。外した後には鏡で目の状態を確認するようにしましょう。

カラコンが取れない場合は、目薬やまばたきで目を潤す、手をしっかり乾かす、レンズを黒目からずらすといいでしょう。目の中で見当たらないという場合は、ゆっくりと目を上下左右に動かすと元の位置に戻ってくれます。

普段から目薬やレンズ選びで潤い対策をしておくと予防になります。どうしても外れないときや目の異常を感じた場合は、すぐに眼科を受診するようにしましょう。

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