カラコンを装着していて、目の乾燥・ゴロゴロ感に悩まされた人も多いのではないでしょうか。そのような場合、カラコンの装着液を使用すると、目の悩みが解消する場合があります。
この記事では、カラコンをつける時に使用する装着液の使い方・選び方について、目薬との違いに触れつつ解説します。
はじめに、カラコンの特徴と、カラコンに使用できる装着液についてご紹介します。
カラコンを含むコンタクトレンズには、ハードコンタクト・ソフトコンタクトの2種類があります。ハードコンタクトは、硬いプラスチック素材でできており、耐久性に優れています。
これに対してソフトコンタクトは、柔らかいプラスチック素材で、水分を含むと柔らかくなる特性を持っています。基本的に、カラコンはソフトレンズで作られていることから、ソフトコンタクト用の装着液を使用します。
次に、カラコンに使用するコンタクトレンズ装着液の使い方について解説します。
コンタクトレンズ装着液は、コンタクトを装着する前のタイミングで、レンズに数滴たらして使う医薬部外品です。コンタクトを装着する前に使用することで、レンズ内の潤いを長時間保つことができます。
ヒアルロン酸・ヒマシ油といった有効成分が含まれている装着液もあり、そのような商品は高い保湿効果が期待できます。中には、眼精疲労回復効果のあるビタミンが配合されている商品もあります。
コンタクトレンズ装着液は、装着前にコンタクトレンズを指の上に乗せ、角膜との接着面に数滴たらして使います。あとは、装着液がこぼれないよう注意して、目にコンタクトレンズ(カラコン)を装着すればOKです。
続いては、コンタクトレンズ装着液の選び方についてです。カラコンに使用するコンタクトレンズ装着液を選ぶ場合は、以下の点に注意して選びましょう。
コンタクトレンズに使用できる装着液には、以下の通り様々な種類があります。
カラコンは、基本的にソフトレンズと考えてよいので、コンタクトレンズの種類を問わず使用できる装着液を選ぶのが無難です。また、目薬としても使用できる装着液を選ぶ場合は、カラコンに対応している商品かどうか、パッケージを見て確認する必要があります。
カラコンを使用するため、コンタクトレンズ装着液を選ぶ際は、防腐剤の入っていない商品を選ぶようにしましょう。
装着液の中には、長期保存が可能なように防腐剤が入っているものがあります。しかし、防腐剤は目に悪影響を与える恐れがあるため、カラコンを楽しく、目を大切に使い続けるためにも、装着液は防腐剤の入っていないものを選ぶことが鉄則です。
また、コンタクトレンズ装着液の使用期限は、開封してから2~3ヶ月が目安です。商品を開封した後は、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
コンタクトレンズ装着液と似たような理由で使われるものに、目薬があります。以下、コンタクトレンズ装着液と目薬の違いについて解説します。
コンタクトレンズ装着液は、コンタクトレンズの装着前に使用するもので、目とカラコンの潤滑油的な役割をする医薬部外品です。これに対して目薬は、目に何らかのトラブルが生じた際に、目に直接さす医薬品のことをいいます。
コンタクトレンズ装着液は、コンタクトレンズが乾く前に潤いを与えるもので、目薬はコンタクトレンズが乾いたと感じたら潤いを与えるものです。それぞれの違いを理解した上で、必要に応じて使い分けることが大切です。
なお、コンタクトレンズ装着液として使用できる目薬もあるため、使い分けるのが面倒だと感じている人にはおすすめです。
カラコン使用時に使える目薬を選ぶ際は、パッケージの内容をよく読むことが大切です。パッケージに「すべてのコンタクトレンズに使用できます」と書かれているもの、防腐剤フリーであることが分かるものを選びましょう。
また、充血の悪化を防ぐため、血管収縮剤が含まれていない「第3類医薬品」を選ぶことも大切です。血管収縮剤は、一時的に充血を解消する効果が期待できるものの、使い続けていると充血が悪化する恐れがあります。
その他、開封後に細菌が繁殖しないよう、1回使い切りタイプの目薬を選ぶのもポイントです。普段から目薬をさすことが多い人は、涙の成分に近い「人口涙液タイプ」のものを使うのもおすすめです。
多くのカラコン商品はソフトコンタクトのため、装着液を選ぶ際は、ソフトコンタクト向けのもの、あるいはどんなコンタクトレンズにも使用できるものを選ぶことになります。保湿効果・眼精疲労回復効果のある成分が含まれている商品もあるため、自分の悩みに応じて選びたいところです。
装着液を選ぶ際は、防腐剤が入っていないものを選び、目に負担をかけないよう心がけましょう。また、目薬としても使える装着液を選ぶ際は、カラコンでも使える商品かどうか、パッケージをしっかり確認することが大切です。
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