販売店や通販で気軽に購入できるカラコンですが、その種類や専門用語の多さから、初めて挑戦する人は選び方や買い方がわからず迷っているかもしれません。
カラコンは高度管理医療機器という医師の処方箋が必要なアイテムで、正しく使用しないと重大な目のトラブルを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
そこで今回は、カラコンでトラブルにならないように、正しい買い方と購入前に知っておくべき用語や知識を説明していきます。
ここでは、カラコンを買う前に知っておきたい基礎知識を紹介します。
カラコンはドラッグストアやネットでも購入できるため、ファッション雑貨と思われがちですが、実際は「高度管理医療機器」という販売に国の許可が必要なアイテムです。
高度管理医療機器であるカラコンを購入するには、眼科で検査をして医師から処方箋を出してもらう必要があります。誤って使用すると様々な目のトラブルを引き起こす可能性があるため、必ず医師による検査・処方を受けてから購入するようにしましょう。
また、海外のカラコンなど一部の商品には高度管理医療機器の承認を受けていないものも存在します。目の健康や安全のために規格外のカラコンを使用するのは避けましょう。
高度管理医療機器として承認されているカラコンは、パッケージに高度管理医療機器承認番号が記載されています。購入の際には必ずチェックするようにしてくださいね。
カラコンの基本用語を正しく理解していると、自分に合うカラコンを選びやすくなり、失敗が少なくなります。ぜひ覚えておきましょう。
DIAとはレンズ直径のことで、「ダイア」と読みます。
コンタクトレンズは眼球に合うように半球状にカーブした状態で作られています。カーブを保ったままの直径がDIAで、単位はmmで表されます。DIAはカラコンのパッケージや、ネットの購入画面で確認することができます。
DIAが大きいカラコンは黒目をレンズで覆ってしまうので、目に負担がかかりやすいです。初心者の方はDIAがなるべく小さいものから装用し、コンタクトに慣れていくとよいでしょう。
着色直径とは、カラコンのレンズに色味がついている部分の直径です。こちらもmmで表されます。
黒目の大きさはDIAの大きさではなく、着色直径で変わってきます。着色直径が大きければ黒目をぱっちりと大きく見せられ、小さいと自然な瞳を演出できるでしょう。
カラコン初心者の方はまず着色直径が小さいものから始めた方が違和感なく雰囲気を変えられるのでおすすめです。
BCはベースカーブといって、レンズの曲がり具合を表しています。数字が小さいと曲がり具合がきつく、大きいと緩やかになります。
眼球のBCは人によって個人差があり、自分に合わないレンズを選んでしまうと目を傷つけてしまったり、頭痛の原因となったりする場合があります。
BCは自分では測定できないため、眼科で専用の機器を使って測定してもらい、自分のサイズにあったレンズを選びましょう。
カラコンは高度管理医療機器なので、購入の際には注意が必要です。正しいカラコンの買い方をみてみましょう。
まずは、眼科を受診します。度ありカラコンを購入したい人はもちろん、度なしカラコンを購入する場合でも眼科を受診しましょう。
高度管理医療機器であるカラコンは、「不具合が生じた場合、人の生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあり、その適切な管理が必要とされる」アイテムだからです。
受診の時には「カラコンを購入したいので目の状態をチェックしてください」と伝えます。カラコンを取り扱っている販売店に併設された眼科もあるので、そういった病院で受診をするとスムーズでしょう。
眼科での一通りの流れとしては、「問診→視力検査、BCの測定、目の診察→レンズの付け方説明→レンズの取扱について、ケアの仕方→処方箋受け取り」という流れになっています。
カラコン販売店に併設の眼科であれば、自分が欲しい色味のカラコンでレンズの付け方をレクチャーしてもらえる場合があります。
レンズの装用が初めてならつけ外しに時間がかかる場合もあるので、時間に余裕を持って診察を受けましょう。
カラコンは通販や店舗で購入することができます。カラコン販売店に併設の眼科であれば、診察後そのままカラコンを購入することも可能です。
通販では店頭よりも種類が多く、価格も安く手に入る場合があります。ただし、度数やBCも含めて自分で選ぶ必要があるため、間違えて購入しないように注意しましょう。
また、通販を利用する場合は必ず「高度管理医療機器承認番号」が記載されているかチェックしましょう。中には輸入品のカラコンで未承認のものが売られている場合があります。
カラコンは粗悪品や目に合わないものを使用するとトラブルを引き起こす危険性があります。ここでは、安全なカラコンを購入するためのポイントを紹介します。
カラコンは信頼できる通販・店舗で購入しましょう。日本国内でカラコンを販売するには、以下の承認が義務付けられています。
特に通販を利用する場合は、上記2点がホームページに記載されているかどうかを確認してください。
日本での安全基準をクリアしているカラコンには必ず「高度管理医療機器承認番号」が記載されています。
現在はこの承認番号がないカラコンは日本国内で販売できません。承認番号がないものは目の健康を害する危険性もあるため絶対に購入しないようにしましょう。
自分の目に合ったカラコンを選ぶことも大切です。
高度管理医療機器承認番号のある安全なカラコンを使用していても、自分の目に合ったものでないと目を傷つけてしまったり、頭痛を引き起こしたりする可能性があります。
自分の度数やBCに合ったカラコンを選ぶようにしましょう。
カラコンにはたくさんの種類があり、どんなものを選んだらいいか迷ってしまいます。ここでは初心者の方が失敗しにくいおすすめのカラコンを紹介していきます。
初心者の人におすすめなのは、まずはワンデーコンタクトから始めること。
毎日のこすり洗いや保存といった面倒なケアが必要なく、使い捨てのため衛生的です。カラコンの扱いに慣れてから、2weekや1monthタイプのものに切り替えましょう。
DIAの小さいものから徐々に慣らしていくのも大切です。
DIAが大きいものはレンズが眼球を覆う面積も大きいので、目が酸素不足になりがちです。目がカラコンに慣れるまでDIAの小さいものを使用するようにしましょう。
目の黄金比率に合わせてカラコンを選びましょう。目の黄金比率とは「白目:黒目:白目=1:2:1」で、この比率が一番美しくみえるとされています。
着色直径を自分の目の横幅の半分にすると黄金比率になるので、ぜひ参考にしてみてください。
カラコンは高度管理医療機器に指定されており、購入時に眼科の処方箋が必要なアイテムです。粗悪品や自分の目に合わないものを使用すると目を傷つける可能性があるため注意しましょう。
安全なカラコンを購入するためには高度管理医療機器承認番号を確認するだけでなく、自分の度数やBCにあったレンズを選ぶことも大切です。
初心者の人はまずは使い捨てのワンデータイプでDIAの小さめのものから装用し、徐々にレンズに慣れていくとよいでしょう。
TeAmo(ティアモ)のカラコン検索
着色直径
12.0~13.0
着色直径
13.1~13.5
着色直径
13.6~13.8
着色直径
13.9~14.6
DIA
14.0mm
DIA
14.2mm
DIA
14.3mm
DIA
14.5mm
販売店や通販で気軽に購入できるカラコンですが、その種類や専門用語の多さから、初めて挑戦する人は選び方や買い方がわからず迷っているかもしれません。カラコンは高度管理医療機器という医師の処方箋が必要なアイテムで、正しく使用しないと重大な目のトラブルを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。そこで今回は、カラコンでトラブルにならないように、正しい買い方と購入前に知っておくべき用語や知識を説明していきます。
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